2016/05/08 下見と暗黙知(#1124)
8日(日)、私は活動の無い休日に家でじっとしていらなれない性分である。いつからこんな性分になったのか定かでないが、「貧乏暇無し」とは私のような者を指すのだろうと常々感じている。この日は来月実施予定の隊集会の現地下見に出かけた。
内容はまだ十分に検討できていないが、現地の様子を伺うことはプログラム立案には不可欠なプロセスである。実際に現地を見る事でプログラムがひらめくことはよくあることである。
最寄駅からハイキングのコース、トイレの位置、食事の場所など下見の基本的な内容を事前に可視化し、そのポイントを現地で漏れなく確認する。
晴天時と雨天時の内容変更も想定し、どこで何をどのように実施するのか当日を想定しながらシュミレーションする。スカウトの体力、付随する保護者や兄弟たちの有無やその状況、天候や他のハイカーなどの混雑具合など、当日その場で適宜適切な判断が必要な事柄も多くある。
これらの事は下見では確認できないため、経験則がその判断基準になる。この経験則というものは他者に伝えることが難しい。いわゆる暗黙知と呼ばれるものに近い。
暗黙知の概念は、ハンガリーの科学哲学者のマイケル・ポラニーが提唱した考えで、「個人が持つ知識には、言葉で表現できる部分と言葉に表現できない部分とがあり、前者よりも後者のほうが多くを占めている。」と延べ、ポラニーはこの後者を暗黙知と呼んだ。
例えば、個人の技術やノウハウ、ものの見方や洞察は暗黙知と呼ばれる。各種指導者訓練などの場面で指導される内容は言葉にでき、さらに可視化することができる。しかし長年指導者を経験された方が持っている技術やノウハウ、洞察力は言葉にできない。
もしそれを体得したいのならば、じっと横で観察し続け、その一挙手一投足を盗むしかない。私も長らく隊指導者として現場で活動してきたが、私の周囲にはまだまだ素晴らしい暗黙知を持った指導者がたくさんいる。
だから私などは未だ足元にも及ばないと感じる。そんな素晴らしい指導者の側で、その方々の暗黙知を体感し、自分のものにせねばならない。
多くの偉大な先輩指導者と共に活動することができ、そして学ぶ機会があることは同じ隊指導者として喜ばしいことである。隊指導者として、いや人間としてまだまだ学ばねばならない。
いつか後輩指導者諸氏から、あの人の暗黙知を学びたいと言われるようなるには私自身更に研さんが必要である。後輩指導者が私の姿を見て研さんし、いつか私を超える日が来ることを楽しみにしながらも、超えられることが無いよう私自身も研さんし続けなければならない。
(#1124)
内容はまだ十分に検討できていないが、現地の様子を伺うことはプログラム立案には不可欠なプロセスである。実際に現地を見る事でプログラムがひらめくことはよくあることである。
最寄駅からハイキングのコース、トイレの位置、食事の場所など下見の基本的な内容を事前に可視化し、そのポイントを現地で漏れなく確認する。
晴天時と雨天時の内容変更も想定し、どこで何をどのように実施するのか当日を想定しながらシュミレーションする。スカウトの体力、付随する保護者や兄弟たちの有無やその状況、天候や他のハイカーなどの混雑具合など、当日その場で適宜適切な判断が必要な事柄も多くある。
これらの事は下見では確認できないため、経験則がその判断基準になる。この経験則というものは他者に伝えることが難しい。いわゆる暗黙知と呼ばれるものに近い。
暗黙知の概念は、ハンガリーの科学哲学者のマイケル・ポラニーが提唱した考えで、「個人が持つ知識には、言葉で表現できる部分と言葉に表現できない部分とがあり、前者よりも後者のほうが多くを占めている。」と延べ、ポラニーはこの後者を暗黙知と呼んだ。
例えば、個人の技術やノウハウ、ものの見方や洞察は暗黙知と呼ばれる。各種指導者訓練などの場面で指導される内容は言葉にでき、さらに可視化することができる。しかし長年指導者を経験された方が持っている技術やノウハウ、洞察力は言葉にできない。
もしそれを体得したいのならば、じっと横で観察し続け、その一挙手一投足を盗むしかない。私も長らく隊指導者として現場で活動してきたが、私の周囲にはまだまだ素晴らしい暗黙知を持った指導者がたくさんいる。
だから私などは未だ足元にも及ばないと感じる。そんな素晴らしい指導者の側で、その方々の暗黙知を体感し、自分のものにせねばならない。
多くの偉大な先輩指導者と共に活動することができ、そして学ぶ機会があることは同じ隊指導者として喜ばしいことである。隊指導者として、いや人間としてまだまだ学ばねばならない。
いつか後輩指導者諸氏から、あの人の暗黙知を学びたいと言われるようなるには私自身更に研さんが必要である。後輩指導者が私の姿を見て研さんし、いつか私を超える日が来ることを楽しみにしながらも、超えられることが無いよう私自身も研さんし続けなければならない。
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