2009/1/20 モンテッソーリ教育法

20日(火)、夜の遅くから地区の定型外訓練の企画検討の会合に出席した。
地区コミッショナーと地区指導者委員長と私の3人で、どんな定型外訓練を提供しようかと、話が弾む。時々(いや頻繁に)横道にそれながらも、なんとか大まかな企画を立案することができた。

私は、この会合に先立って、今の指導者にどんな訓練が必要なのか、いろいろと参考になるいくつかのインターネットのサイトなど検索していた。

その中に、ある県連の定型外訓練の内容を見た。モンテッソーリの教育法に関する定型外訓練である。

恥ずかしながらモンテッソーリって人、知らなかった。また浅学を露呈した。
皆さんはモンテッソーリって人ご存じですか?

スカウティングに携わり、指導者たるもの、モンテッソーリを知らないとは・・・、とお叱りを受けるのかもしれない。しかし、事実知らなかった。

モンテッソーリ(Maria Montessori 1870.8.31-1952.5.6)とは、イタリアの教育者であり、女医である。子供たちに自由と整えられた環境を与え、「モンテッソーリ教具」という感覚訓練の教具を使用させて子供の自発活動を重視する教育を行い、世界の幼児教育に多大な影響を与えたのだそうだ。

へーーー、である。それとスカウティングとどう関連するのか?
それは、ベーデン・パウエル卿が、なぜボーイスカウトを始めたのか?というところに遡る。

ベーデン・パウエル卿はボーイスカウトを始めるきっかけとして3つの感銘を受けたことを掲げている。

一つは、スイスにあるペスタロッチの墓石に刻まれている言葉『すべてを他人のためにし、己には何ものも』、二つ目は、マリア・モンテッソーリの幼児教育、三つ目は、極東の小さな島国、日本の精神と行動を兼ね備えた『茶道』だそうだ。

三つ目の茶道に関することも興味は湧くが、今回は二つ目のことである。
この業界では名高いかの佐野常羽氏が、1924年に日本人として初めてギルウェルコースを修了し、その翌々年1926年にボーイスカウト国際会議のために渡英して、ベーデン・パウエル卿の自宅に1週間滞在した。

その時、ベーデン・パウエル卿が、佐野氏に、「私はイタリアのモンテッソーリの幼児教育の方法に年齢の考慮を加えて、スカウト教育を組み立てたのですよ」と述べられたそうである。

まさにモンテッソーリの教育法は、今日のスカウト教育法のルーツなのである。長年、スカウト活動に携わってきたが、初めて知った事柄であった。

モンテッソーリ教育法について、改めて興味が湧き、早速いくつかの書籍を購入し、読み始めたところである。

定型外訓練企画の会合からは大きく脱線したが、指導者として新たな研究分野ができた。今年は、スカウト教育法のルーツとも言える、モンテッソーリの教育法を学んでみたいと思う。
(#371)

この記事へのコメント

bskurosan
2009年01月24日 08:56
海外でモンテッソーリの幼稚園にお子さんを通わせていた方が日本に帰国することになりその幼稚園の園長先生に相談したそうです。
たしかまだ日本にモンテッソーリ教育法に基づいた幼稚園が広がる前の時代の話だったと思います。

そのとき、その園長先生がおっしゃったそうです。
『心配しなくても大丈夫ですよ、貴方の国にはボーイスカウトがあるじゃないですか。』

根っこの部分で通じ合っていることの証左なんだと思います。

ずっと以前にモンテッソーリを調べていて出会った記述でした。
ブログ筆者
2009年01月29日 13:12
bskurosanさん、コメントありがとうございます。
日本にもモッテッソーリ教育法を取り入れて運営している幼稚園などが多数あるようですね。

スカウト教育法は創始者が考え出したオリジナルな教育法だと思っていました。
モンテッソーリ教育法とスカウト教育法は根底で密接に関連しているんですね。
ひとつ賢くなりました。

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